V字回復の経営 by Tsukka

　三枝匡さんの「V字回復の経営」を読み終えて、

久しぶりにとても感動しました。

とてもいいので、皆さんにご紹介。

　以前、Fujikkoの紹介した「成功者の告白　著者　神田昌典」。

本の内容が実体験に基づきストーリー仕立ての起業本として大変読みやすく、

内容がリアルで自分と照らし合わせながら読める良書でした。

　今回ご紹介する「V字回復の経営」も全体が

ストーリー仕立てになっていますので、読みやすいと思います。

内容は、

三枝さんご自身が実際に関わった日本企業五社で行われた事業改革を

題材にしていて、太陽産業という架空の会社が舞台です。

業績は悪化の一途をたどり、会社の業績を悪化させている

「アスター事業部」を２年以内に黒字化するという大改革を

四人のリーダーをメインに描かれたストーリーです。

　経営改革においてスポンサー役の太陽産業社長「香川社長」、

そしてアスター事業の復活を任された子会社「東亜テック」元社長で

アスター事業本部長となる力のリーダー「黒岩莞太」、

そして黒岩氏の東亜テック再建時代からの右腕「経営コンサルト」で

智のリーダー「五十嵐直樹」、そしてアスター事業の工場生産管理室長で、

黒岩莞太に見いだされ後に子会社社長に抜擢される動のリーダー「川端祐二」、

この四人を中心に話は進んでいきます。

　私自身、読んでいてとても勉強になりました。

途中ぐっと胸に込み上げる場面もあり、読んだ後も、何度も読み返しては、

「自分が黒岩莞太だったら、こんな判断はできるだろうか。」と

本の内容を思い出しては、現実の場面を想定して考えてしまう。

　間違いなく私のバイブルの１冊に加わりました。

サラリーマンの方でもとても参考になると思います。

これドラマ化すれば、結構面白いと思うけどなぁ。

俳優の佐藤浩市さんあたりが、

「黒岩莞太を演じたら・・・」と勝手に想像してますが（笑）

オススメです。